お知らせ
2025.06.13お知らせ
がん細胞の温熱耐性と光温熱療法に関する研究成果が英文サイトで紹介されました!
がんは熱に弱いとされており、がん温熱療法という治療法の研究が進んでいます。我々はこれまでに、一部のがん細胞は熱をかけても生き残る、すなわち温熱耐性がん細胞が存在することを世界に先駆けて報告しました(Hatakeyama H, et al. Cell Rep, 2016)。
今回、我々は細胞膜破綻を伴う細胞死であるネクローシスに着目し、熱をかけたときの細胞膜の流動性の違いが死にやすさに影響することを明らかとしました。また膜流動性を制御する脂質分子コレステロールを除去すると、熱によってがん細胞が死にやすくなりました。
がんを移植した担癌マウスにおいて、腫瘍部位のみに金ナノロッドを集積させ光をあてることで腫瘍のみを温める光温熱療法を行いました。コレステロール除去と組み合わせることで、治療効果を著しく高めることに成功しました。このような知見を活かすことで、効果的ながん温熱療法の開発の発展が期待されます。
本成果はSci Rep誌に掲載され、以下の英文サイトに紹介されました。本研究は金森大誠博士が行った研究です。また熊本大学大学院先端科学研究部の新留琢朗教授らが開発されている金ナノロッドを用いています。
【千葉大学HP】
【EurekAlert】
https://www.eurekalert.org/news-releases/1087024
【AlphaGalileo】
https://www.alphagalileo.org/en-gb/Item-Display/ItemId/259409
【LinkedIn】
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